歌手アーティスト 中恵光城氏 コメント

Q1. 「天地無用!GXP」オープニング&エンディングの収録お疲れ様でした。本作の主題歌を収録終えられての感想からお願いします。
オープニングとエンディングで、ガラッと雰囲気が違う楽曲になっていて、どういう風に表現していこうかと悩みましたが、今、自分ができる最高の表現が出来たと思っています。
すごく難しかったですが、やりがいもあり楽しかったです。
Q2. 今回、作詞と歌唱を担当された形です。
「天地無用!」の世界については、作詞をされるに合わせ、どう感じたか?
詩の中になにを込めた(原作からの意見を含めて)か、をお聞かせください。(OPとEDを分けてお願いできればと)
オープニングについて、「和」の壮大な雰囲気を感じられる曲だったこともあり、歌詞をどういう形に落とし込んでいこうか考える時間が長かったです。
制作スタッフ様からコメントを頂き、コンポーザーの中村さんとも話し合って、ようやく方向性が見えました。
今回は「月湖」の視点で、(歌詞を)書かせていただきました。
月湖さんは真っ直ぐに愛をぶつける方…というよりは、母性的な愛を感じるキャラクターだと思っていますので、押せ押せではなく包み込むような愛を感じる内容で進めていきたいと思い、書かせていただきました。
エンディングは、(オープニングとは)逆に「天地無用!」の一貫したドタバタラブコメディの雰囲気が好きだったので、そちらを前面に押し出した形で書かせていただきました。
女は強い、というのを主軸にしながら、いろんな女性が「自分を見てほしい!」とやってくるドタバタ感と「恋愛のトキメキ&不安になっちゃう心」など、女性の可愛いキラキラした様子を描けたらいいな、と思いました。
Q3. 収録時の状況やイメージなどをお伺いできれば。
オープニングは、楽曲の世界観がしっかりしているので、その枠の中でどう表現できるのか、結構頭を悩ませながら収録させていただきました。
高音から低音まで幅広いキーで構成されている曲だったので、何回もやり直したパートもあったり、自分の表現を(作曲家に)受け入れて頂けたところもあり、難易度が高い楽曲だった分、ディレクションの方とのキャッチボールがすごく楽しい曲でした。
エンディングは曲調も有りましたが、ノリと勢いで突っ走れる曲だったので、すんなりと収録が終わったな、というイメージです。
最初から最後まで楽しく、自分が恋愛しているような気持ちでウキウキしながら録らせていただきました。
恋の駆け引きをするドキドキ感と可愛さを感じていただけたら嬉しいです。
Q4. 「天地無用!シリーズ」は今年で30年、天地無用!GXPは今年で20年を迎えました。平成初期から令和を跨いで、本当に長いシリーズとなりました。
何がファンを引きついているとお考えですか?また長く歌われる曲になると思いますので、どこを感じて聞いてほしいかもお願いします。
本当に長い歴史がある作品だと思うので、私自身関われたことをすごく嬉しく思ってます。
(魎皇鬼)30年、GXP20年、長い時間愛される作品になるには、ただ面白いだけではなくて、「ライトに楽しめる」「マニアックにも楽しめる」この両面があるからこそファンの人たちが、ここはどういう感じなんだろう、この設定はどうなってるんだろう、とか深掘りをしていく楽しさがあると思うんです。
魅力的なキャラクターが登場するのは勿論、それだけではなく、「天地無用!」の家系図や歴史の流れがしっかりと作られているので、そういった時代背景や設定の奥深さが、ファンの人を虜にしているのかな、と勝手に思っています。
その中で今回2曲の作詞と歌唱を担当するということで、プレッシャーもかなりありつつ……私なりに精一杯表現させていただきました。
オープニングは月湖視点になっていますので、月湖ファンの方がもしいらっしゃいましたら、彼女の内面を垣間見ることができるかもしれません。
アニメでの尺は短いですが、フルバージョンだと彼女のちょっとした感情の変化も歌詞で綴っているので、是非フルでも聞いてほしいですね。
エンディングはシンプルに「天地無用!」の中にあるドタバタラブコメな雰囲気を楽しんでもらえればと思っています。
歴代エンディング曲も恋愛のことを楽しく、切なく描いている楽曲がたくさんありますが、女性たちの恋愛感情や恋愛模様、その中の新たな1曲として楽しんでいただけるような曲になっていたら嬉しいです。
Q5. 最後天地無用!ファンの方(ご自身のファン含めてでも構いません)にメッセージをお願いします。
「オープニングとエンディング曲の作詞と歌唱を務めさせていただきました、中恵光城と申します。
本当に長い歴史を持つ「天地無用!」に関わることができて、心から嬉しく思ってますし、逆に私が担当しても良いのだろうか、とドキドキしてしまっているところもあるのですが、精一杯作詞、歌唱をさせていただきました。
作品に寄り添えていたら、そして永く皆さんに愛してもらえるような楽曲になっていたら嬉しいな、と思っております。
どんな映像がつくのか個人的にとても楽しみですし、皆さんにオープニングやエンディングを口ずさんで頂けたらさらに嬉しいです!
この度はありがとうございました!」